恋したくなる日本ドラマ5選|胸が高鳴るときめきの感想レビュー

『恋したくなる日本ドラマ5選』イメージビジュアル|胸が高鳴る恋愛ドラマの感想レビュー 日本ドラマ

胸がキュンとする日本の恋愛ドラマを紹介します。
すれ違いもドキドキも、思わずときめく瞬間がたくさん詰まった5作品です。

笑って泣いて、登場人物に自分を重ねながら夢中で見られる物語ばかりです。
恋に踏み出す勇気をくれたり、忘れていた気持ちを思い出させてくれたり。
見ているうちに前向きになれて、恋がしたくなる。
そんな気分を運んでくれるドラマを集めました。

逃げるは恥だが役に立つ(2016年・TBSドラマ)

大学院を卒業したものの就職先が見つからず、派遣社員として働いていた森山みくり(新垣結衣)は、契約終了をきっかけに家事代行の仕事を始めました。
独身会社員・津崎平匡(星野源)の家で働き始めますが、両親の田舎移住で住む場所を失ったみくりは「契約結婚」を提案します。
仕事としての夫婦関係から、少しずつ本当の恋が芽生えていく姿が描かれています。

『逃げるは恥だが役に立つ』公式予告編(出典:TBS公式YouTube)

平匡さんが「ハグの日」を提案するシーンや、素直になれないながらも相手を思う姿が微笑ましいです。
契約から始まった二人の距離が、少しずつ縮まっていく様子にも胸が高鳴ります。

『逃げるは恥だが役に立つ』は、何度見てもハマる作品だと感じました。
「契約結婚」というユニークな設定から始まるのに、描かれているのはとてもリアルな日常。登場人物の一人ひとりに本音があって、それぞれの気持ちが丁寧に描かれているから、自然と引き込まれます。少し夢のようで、でもどこか共感できるバランスが絶妙です。

平匡とみくりの距離が少しずつ近づいていく流れも最高でした。最初はぎこちなかったのに、回を重ねるごとに変わっていく表情や行動にキュンとします。距離の取り方がとてもリアルで、「ムズキュン」という言葉がぴったりだと思いました。普段は素直になれない2人が、ふとした瞬間に勇気を出す姿には何度見てもぐっときます。

また、このドラマは恋愛だけでなく「働き方」や「家庭内の役割」についても考えさせられます。専業主婦の労働価値をテーマにしていたり、夫婦関係の“雇用”という切り口を使って社会問題を描いていたり、恋愛ドラマ以上のメッセージ性を感じる内容だと思いました。
楽しみながら観られるのに、現実の私たちにも刺さる部分があるのがすごいところです。

特別編では、時代の変化を背景にした描写が印象的でした。
雰囲気は少し変わったけれど、続編として観るとテーマが広がっていて新しい視点で楽しめました。
2人が時を経ても変わらず不器用で、ちゃんと想い合っている姿を見られたのは嬉しかったです。

「逃げ恥」は、恋愛のドキドキと日常のリアルがちょうどいいバランスで混ざった作品です。
日々の暮らしや働き方、そして結婚観にそっと寄り添いながら、観る人の心を前向きにしてくれるドラマだと思います。

出典:TVer公式/ザテレビジョン

花より男子(2005年・TBSドラマ)

一般庶民の女子高生・牧野つくし(井上真央)は、名門校「英徳学園」に入学します。そこには、超お金持ちの御曹司4人組「F4」が学園を牛耳っていました。ある日、つくしはF4のリーダー・道明寺司(松本潤)に逆らったことで、“赤札”を貼られ、いじめの標的にされてしまいます。

それでもつくしは、負けずに立ち向かいます。最初は衝突ばかりだった二人が、次第に芽生える想いに気づいていく学園ラブストーリーです。

俺様だった道明寺がつくしを本気で守ろうとする存在に変わっていく姿に心をつかまれます。

『花より男子』は、ストーリーや登場人物が魅力的で、何度見ても胸がときめく物語だと感じました。最初の道明寺は俺様で、正直少し怖いイメージでしたが、つくしが真っ向からぶつかるたびに少しずつ態度が変わり、強がりの裏にある素直さが見えてくるポイントでは思わず胸が高鳴ります。

次第に「守りたい」というまっすぐな想いを口にするようになっていく流れは、ただの強引なリーダーではなく、不器用ながらもひとりの女の子を大切に思う男に変わっていく過程そのものです。

母親や学校全体を敵に回してまでつくしを守ろうとする姿は、本気で人を想う強さを感じます。

中でも忘れられないのは、道明寺がつくしに本気で優しくなる瞬間。
まっすぐな想いを照れもせずに伝える姿に、思わず息をのんでしまいました。

一方で、花沢類(小栗旬)のやさしさも見逃せません。何も言わずにそっと支えてくれる姿が印象深く、つくしが傷ついたときに静かに寄り添う優しさは心にぐっときます。

物語の中で印象的なのは、二人の愛し方の違いです。情熱的に突き進む道明寺と、優しく包み込む花沢類。まったく違う形の愛が並んで描かれているからこそ、「どんな人に支えられたいか」を自然と考えさせられました。つくしの迷いに共感しながらも、つくしの強さに私自身も勇気をもらえた気がします。

この作品を通して感じたのは、恋愛のときめきだけでなく、人をまっすぐ想う気持ちの大切さです。立場が違っても、素直に向き合えば心は通じる。『花より男子』は、そんな真っ直ぐな強さを描いた、いつまでも心に残る作品だと思いました。

出典:TBS公式/ザテレビジョン/WEBザテレビジョン

初めて恋をした日に読む話(2019年・TBSドラマ)

32歳の予備校講師・春見順子(深田恭子)は、大学受験にも就職にも失敗し、今の生活にどこか物足りなさを感じながら生きていました。

そんなある日、不良高校生の由利匡平(横浜流星)から「東大に入れてほしい」と言われ、無茶な頼みを受けることになります。

圧倒的な存在感を放つ匡平との出会いが、彼女の“普通の日常”を少しずつ変えていき、やがて三人の男性との関わりの中で、順子が本当の自分の気持ちと向き合っていく姿が描かれています。

見どころは、匡平が順子に思いを伝える名シーン。
教え子としての距離を越えて、まっすぐ気持ちを伝える瞬間は、多くの視聴者が“キュン”とした場面として話題になりました。

『初めて恋をした日に読む話』完成披露試写会・舞台挨拶(出典:ホリプロ公式YouTube)

『初めて恋をした日に読む話』の魅力は、単なるラブコメにとどまらない点です。
年齢を言い訳にせず、自分の気持ちを取り戻していく順子の姿がとても印象深かったです。

仕事や夢に行き詰まったときに誰もが抱える迷いを優しく包み込み、もう一度挑戦してみようと思わせてくれる力がある作品だと思います。

一番印象的なのは、その告白シーンです。
匡平のまっすぐな想いが仕草に表れていて、言葉よりも強く気持ちが伝わってくるように感じます。

このドラマは、順子と匡平の関係だけでは終わりません。
それぞれ異なる立場の男性たちが順子を支えながら、恋愛と成長が並行して描かれています。

このドラマは恋愛ドラマであり、自分を取り戻す物語でもあるように感じました。
順子は恋をきっかけに自分の生き方を見つめ直し、匡平もまた未来を描き直していきます。
夢も恋もあきらめたくないという気持ちを、素直に肯定してくれる温かいドラマだと思いました。

出典:TBS公式/ザテレビジョン/Hulu/MANTANWEB

オレンジデイズ(2004年・TBSドラマ)

大学4年生の結城櫂(妻夫木聡)は就職活動中で、将来への焦りを抱えていました。
ある日キャンパスでバイオリンを弾く萩尾沙絵(柴咲コウ)と出会い、彼女が4年前に聴覚を失い心を閉ざしていたことを知ります。
櫂は手話も使えるという一面もあって、沙絵と少しずつ言葉や音のない世界でつながっていきます。

やがて二人は仲間たちと「オレンジの会」を作り、恋や友情、将来への迷いを抱えながら一緒に成長していく、青春のまぶしさと切なさが詰まったドラマです。

沙絵が雨の中の遊園地で一人でいるところを、櫂が全力で探して告白するシーンは、言葉を超えて想いが届く名シーンです。

『オレンジデイズ』を見終えたあと、胸の奥に残るような切なさと懐かしさがじわっと広がりました。
就職のこと、やりたいこと、恋、全部が同時進行で押し寄せてくる20代前半の空気が、とてもリアルに感じられた気がします。
就活がうまくいくか不安で、将来の形もまだ見えなくて、それでも友だちと過ごす日々が確かに心を満たしてくれる。あの頃の“青春”が、まっすぐに描かれていると感じました。

最初は、沙絵(柴咲コウ)が少しとがっていて距離を感じるところもありました。けれど、だんだん心の奥にある彼女の強さややさしさが見えてきて彼女の変化に自然と引き込まれていきます。
櫂(妻夫木聡)も完璧なヒーローではなく、迷ったり怒ったりぶつかったりしながらも、ちゃんと相手と向き合おうとする姿が印象的です。
不器用だけどまっすぐ、そんな二人の関係が少しずつ変わっていく過程が心に残りました。二人が少しずつ心を通わせていく流れは丁寧で、どの瞬間も本気で生きている感じがしました。

そしてやっぱり、あの雨のシーン。
沙絵を探して走り続ける櫂が、見つけた瞬間に全力で想いをぶつける場面は何度見ても涙が出ます。
ストレートすぎるほどの「好き」という言葉が、かっこつけではなく本気だからこそ胸に響いて、泣きながら笑ってしまいました。
あの一瞬で、このドラマが“青春そのもの”だと感じました。

見た目の華やかさよりも、現実の悩みや不安、痛みを抱えた人たちの姿がリアルで共感できます。
最終回では、二人がそれぞれの想いと向き合い、互いを深く理解し合う展開が描かれ涙が止まりませんでした。

『オレンジデイズ』は、どんな世代が見ても“何かを思い出させてくれるドラマだと感じました。
青春の痛みも、まっすぐな想いも、全部が心の奥に残り、いつ見てもきっと胸を打つ作品だと思います。

出典:TBSチャンネル公式/ザテレビジョン/エキサイトニュース

君に届け(2023年・テレビ東京ドラマ)

高校1年生の黒沼爽子(南沙良)は、長い黒髪と控えめな性格から「貞子」と呼ばれ、クラスで浮いた存在でした。
そんな中、明るくて人気者の風早翔太(鈴鹿央士)が気さくに話しかけてくれたことで、爽子の毎日が少しずつ変わりはじめます。

初めてできた友達との時間や、まっすぐに向き合ってくれる風早の言葉に、爽子の心はゆっくりとほどけていきます。
笑ったり、泣いたり、すれ違ったりしながら、恋のドキドキや友情の大切さをまっすぐに描いた青春ストーリーです。

高校生ならではの日常や登場人物たちのピュアさにきゅんとします。

『君に届け』予告編(出典:Netflix Japan公式YouTube)

ドラマ『君に届け』を見て、心が浄化されるような気持ちになりました。
黒沼爽子の一生懸命さや、風早翔太のやさしさに何度も胸を打たれます。人を好きになることってこんなに尊くて、苦しくて、でも温かいんだと改めて感じました。

二人がすれ違いながらもまっすぐに想いを伝えようとする姿には涙が出ました。風早の表情がやさしすぎて泣けますし、爽子の「伝えたい」という気持ちも画面越しにも伝わってきて、見ていて息が詰まるほどでした。

それだけじゃなく、矢野や千鶴など、周りのキャラクターたちの友情もリアルに描写されていてとても好きでした。恋も友情も全部がひとつの青春として描かれていて、どの瞬間にも懐かしさとあたたかさを感じました。

どのシーンもまぶしくて、胸がぎゅっとなります。高校時代の空気や匂いまで思い出すようで、見終わったあとも、気持ちがなかなか物語の世界から抜け出せないような感覚になりました。恋のきらめきだけじゃなく、人と分かり合うまでのもどかしさや時間の流れが丁寧に描かれていて、本当に素敵な青春ドラマだと思います。

特に印象に残ったのは、爽子が想いを伝えようと勇気を出す場面です。あの表情や空気感から、相手を大切に想う気持ちがまっすぐ伝わってきました。
誰かを純粋に想うこと、その気持ちを恐れずに相手に伝える勇気を思い出させてくれる作品です。

出典:Netflix公式/テレビ東京公式/シネマトゥデイ

まとめ

心がときめく名作を中心に、恋の始まりやすれ違い、まっすぐな想いの強さを描いたドラマを集めました。
『逃げるは恥だが役に立つ』の“ムズキュン”な距離感、
『花より男子』の情熱的な恋、
『初めて恋をした日に読む話』の再び恋に踏み出す勇気、
『オレンジデイズ』の想いを信じる強さ、
『君に届け』の純粋な初恋のときめき——。

どの作品にも、恋を信じる気持ちや、誰かを想う優しさが詰まっています。
見終わったあとには、胸の奥が温かくなって「恋をしてみたい」と思えるはずです。
あなたの今の気分に寄り添う一作を、ぜひ探してみてください。

・最新の日本ドラマも紹介しています。
『MISS KING(ミス・キング)』 もぜひチェックしてみてください。

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